でいりいおくじょのBLOG

2015.12.02

かぼちゃのドリア

この前スーパーで出会った

幼稚園くらいの男の子とお母さんの会話

「今日もカレーにしよーよー」

「昨日もカレー、食べたじゃない」

「昨日、おいしかったからさー、今日もカレーにしようよー」

お母さんは、昨日カレーだったから、今日は違うものが食べたくて

男の子のほうは、昨日おいしかったから今日もカレーが食べたくて

ああー、昨日全部カレー、食べちゃったのかなあ。

もう少し、多めに作っておけばよかったねー
 

人の家のカレーの話なのに

息子が小さかった頃に勝手にタイムスリップして

自分が息子にカレーを作ってと言われているようで、胸キュンキュンする私でした。
 

一方、肉売り場の前では、小学生くらいの女の子とお母さんがこんな会話。

「お母さん、今日の晩ごはん何?」

「うま煮」

「うまに?うまにって何?」

「うま煮っていえば・・・うま煮よ」

「うまに?ねー、うまにってなにー???」
 

確かに、うまにって、どんな料理かわかんないけど

どんな料理かって説明するのも難しいのだよ。

こまるよねーそういうの。
 

また、マーボー豆腐とか、青椒肉絲などのお手軽調味料の売り場では、

若いカップルがこんな会話。

「回鍋肉、いいじゃん、これ買おうよ。」

「ええーっ!! 作れないよ」

「だって、炒めて、これかけるだけじゃん」

「だって、肉炒めなきゃいけないじゃん、めんどくさい」

肉くらい炒めてください。

声に出さず、必死で念力を送った私でした。
 

スーパーに行くと

いろんな食事風景が垣間見えて、市原悦子さんになったような気分で

ちょっと楽しくなります。
 

ここのところ、ぐっと冷え込んできたせいで

グラタン、シチュー系に走っているおうち、結構多い気がします。

今の時点では、おでんよりグラタンのほうが人気高そう。
 

スーパーで、人のかごをチラ見して

今日は、グラタンかシチューだな、などと推測していると

自分もなんだかそういう系のものが食べたくなってきて

今日はかぼちゃのドリアを作りました。

一見手がかかって言うように見えるのですが

実は、本当に簡単で
 

鍋に、ご飯と水と昆布と牛乳と、カボチャとハムを全部一緒に入れて

あとは蓋をして火にかけるだけ。
 

ふつふつしてきたら火を弱め

ふきこぼれないように蓋をちょっとずらして

あとは5~10分くらい煮るだけ。
 

かぼちゃが柔らかくなっていたら味を見て

塩が足りないようなら塩少々とコショウを振り

あとは、耐熱容器に移してピザ用チーズをかけ

オーブントースターで焼くだけ。
 

ホワイトソースと作らなくても

ご飯と牛乳で煮るだけで

牛乳にとろみがついて、ホワイトソースにご飯を入れたようになるんです。
 

ただし、牛乳だけで煮てしまうと、ちょっと重たくなりすぎるので

牛乳と水を半々にすると

いい感じにさらりとしていて、いい感じにコクがある仕上がりになります。
 

最初からご飯もカボチャも全部一緒に入れて煮ると

ご飯がトロリとなるタイミングで、ちょうどカボチャも柔らかくなるので

最初に全部入れて煮るだけでできちゃうんです。
 

オーブントースターで焼くのがめんどくさいときは

鍋の中にピザ用チーズを振り入れて、

鍋の中でチーズを溶かしてから器に盛ってもいいですね。
 

肉を焼くのがめんどくさいと言っていた彼女も

これなら、作れたりするかな。
 

カレーが食べたかった男の子も

ウマニがわからなかった女の子も
 

ドリアなら、おいしく食べてくれるかな。
 

今日は、私一人の食事だったのですが

そんなことを考えながら食べると、一人でもなんだか楽しくなってきます。

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