家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
私は、低血圧で寝覚めが悪いうえに、寒がりなので
冬の朝は、正直苦手です。
毎日布団の中で、このままぬくぬくできたらどんなにいいだろうかとおもいます。
でも、お弁当と朝ご飯を作らなければならないので
もうちょっと布団の中にいたい気持ちを、なんとか吹っ切って
えいやっと起き上がります。
そういう意味では、お弁当や朝ご飯を必要としている人がいるというのはありがたいことです。
私一人だったら、もう絶対自堕落なだらだら生活になっちゃう気がするもんなあ。
さてさて、今日はちょっと寝坊してしまったので
超特急のお弁当です。
昨日の夜に、昆布と煮干しを水をなべに入れ、つけておいたので
朝起きたら次ぐにそれに火をつけて、スープの準備。
その間に白菜とささみを切り
ささみは塩と片栗粉をもみこんでおき
煮干しのうまみが出たところで白菜とささみを入れ
一煮立ちしたらふたをして火を止め、余熱で火を通します。
あとは、混ぜご飯ができが後、仕上げにもう一度火にかけて
ゆずこしょうを入れて味を調え、
最後に、ゆずの皮の線切りを散らして出来上がり。
シンプルだけれど、ゆずの香りのスープは、この時期ならではのおいしさです
同時進行しながら、混ぜご飯作り。
今日の混ぜご飯は豚肉とレンコン。
豚肉に醤油と片栗粉をもみ込んでからフライパンで炒め
そこに薄めのいちょう切りにしたレンコンも加えて一緒に炒めます。
レンコンはふたをせずに炒めたほうが甘みが出ておいしいですね
薄きりにすれば、割と短時間で火が通り、
透き通った感じになってきます。
そうしたらここで味付け。
今回は、中華おこわみたいな味にしたくて
オイスターソースを使ってみました。
豚肉とレンコンにオイスターソースでしっかり味をつけたら
温かいご飯と塩もみして水けを絞ったかぶの葉っぱを入れて混ぜ
最後に味を見て、しょうゆ少々で味を調えれば出来上がりです。
オイスターソースはうまみが強いので
こんな風に混ぜご飯の味付けに入れると、冷めても味落ちがしにくくなります。
ちなみにかぶの葉っぱを入れたのは、彩のため
本当は青ネギの小口切りを入れた方が、中華おこわみたいな味になるんだけど
ネギだと、お弁当を食べた後、口の中がネギ臭くなるのもいやかなと思って
かぶの葉っぱにしたというわけ
見えないところにも、実は気配りをしているのであります。
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