でいりいおくじょのBLOG

2015.08.28

犬のおかげ

昨年の4月に、突然子犬が家族になりました

奥薗虎之助。

我が家の次男。

現在1歳六ヶ月。

昔、おばあちゃんちで買っていたジョンも

実家で買っていたコロ助も

特に、何かしつけなんかしなくても、それなりに普通に生活していたので

そういうもんだろうと思っていたら、

そういうもんでもなかったみたいで
 

ピンポンが鳴ったら吠え

散歩のときには

犬はもちろん

バイクにも車にも、猫にもちょうちょにも吠えまくっています。
 

あんまり吠えるので、

吠えられた方のわんちゃんも、飼い主さんにも申し訳なく

まして、犬を連れてない人にほえた時には、

透明人間になりたい気分。
 

とにかく、

うちの虎之助のしつけを見直すのは、緊急の課題ではあるのだけれど

とりあえず、こういう時は人間関係

いい人間関係を作るのが一番。
 

そう思って、散歩途中で、出会う人出会う人

とにかく挨拶をしまくってみたのでした。

犬は吠える、飼い主は、挨拶して謝る。
 

わんわんわんわーん!!

おはようございまーす、うるさくてすいませーん。
 

最初は、迷惑そうな顔で、ふんっなんてしていた人も

そのうち、にっこり笑って挨拶を返してくださったり

ちょっと立ち止まって、虎之助と遊んでくださったり。
 

今では、お散歩コースのいたるところで、知っているお顔があり

立ち話をするくらいのお友達もあちこちにできました。
 

考えてみたら

自分のマンションに住んでいる方のお顔も全員知っているわけではないし

マンションの周りにどんなお家があって、どんな方が住んでおられるのかも全く知りませんでした。

道ですれ違っても、挨拶することもなければ、

すれ違ったところで、ご近所の方かどうかもわからない。
 

それが、犬を連れて散歩をするようになったおかげで

近所の方の顔を覚え、自分も覚えてもらう。
 

虎之助が我が家に来てくれたおかげで

自分の暮らす地域とのつながりができる。
 

以前読んだ、伊藤比呂美さんの「犬心」という本の中でも

一人暮らしのお父さんが犬を飼い始め

年寄りの一人暮らしで、誰とも話すことなく毎日を過ごしていたのが

犬を飼うことによって、地域とつながって、近所の人と話をするようになった様子が描かれていましたが
 

今、まさに私がそんな感じ。
 

近所の人の顔を知っているとか

近所に声を掛け合える人がいるとか

今の時代、こんな当たり前のことが、あたりまえでないようになっていて
 

だからこそ、犬のおかげで、この当たり前のことを手に入れたことが

ものすごく、ありがたいなあと思っているところです。
 

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