でいりいおくじょのBLOG

2024.09.23

内藤礼「空を見てよかった」講座

今日は、内藤礼さんの著書「空を見てよかった」の講座

 

内藤礼さんは

以前、東京国立博物館の神護寺展に行った時に

同じ場所で開催されていた

「生まれておいで 生きておいで」という個展

あれを作られた世界的芸術家です。

 

内藤礼

 

あの個展を見た時

上手く言葉では言い表せないものが、身体の奥の方にともった感じで

ただ、何か懐かしいものとつながっている感じがして

それが、とても細くて小さいんだけれど

あれからあとも、ずーっとつながっている感じがしていました

 

あの時の、小さなものが、

ふとした時に、思い出したりして

 

繰り返し、繰り返し、あそこにあったいろんなものが

わたしの中で、現れては消え、現れては消えして

そして、いつの間にか、静かに宿っていました。

 

それで、内藤礼さんの本

「空と見てよかった」(内藤礼著 新潮社)

を読み始めたんだけれど

 

正直、最初はいったい何が書いてあるのか

日本語もわからなくて、

どう読んだらいいのか途方にくれたのです。

 

それで、毎日、一ページずつ紙に書き写して洗面所に貼って

顔を洗いながら、歯磨きしながら、手を洗いながら、髪の毛を乾かしながら

毎日読む

書いて貼って読む

これを、この1か月、毎日繰り返しました。

(洗面所の壁がすごいことになった)

 

そうすると

書いてあることがわかるようになるというよりは

内藤礼さんの個展を見た時の

あの感覚と同じような感じになり

何かが、私の中に宿り始めたのでした。

 

さすがに、毎日、繰り返し読んでると

内藤礼さんが、じわじわとしみ込んでくる感じ。

 

しみ込んできているのは、確実なんだけれど

それを言葉にするのは、すごく難しく

 

命の流れというか

大きな命の潮流の中に、身をゆだねているような感じというか

 

私がここに生きているというよりは

何か、時の中で漂っているような存在になるみたいな感じ。

 

書いていても、自分でもわけわからなくなります、すいません。

 

そういう、言葉にはできない感じだけをもって

今回の講座に出席したのでした

 

自分では、やれるだけの予習はやってという気持ちはあります。

ただ、理解が追いついてないだけで。

 

講座では

内藤さんの言葉や

芸術というものについての話が深いところでされました

 

芸術とは

美とは

 

何なんですかね。

 

私が、この一か月間

内藤礼さんに魅せられて

どっぷりハマったものは、一体何だったのか

 

結局、どんどんわからなくなりました。

 

ただ、深いところで

ずーっとつながっている感じは、やっぱりしているのです。

 

内藤礼 本

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