家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
宇宙人飛行士の金井宣茂さんを乗せたソユーズ宇宙船の打ち上げが成功しましたね。
難しいことはちっともわからないのですが
宇宙が大好きなんで
打ち上げ成功のニュースはうれしくてワクワクです!!
最近、“地球ドラマティック”という番組の
「宇宙食レボリューション~三ツ星シェフの挑戦~」
を見たばかりだったので、なんだかますます親近感がわきました。
その番組は、本当に面白かったんです。
宇宙食っていうと、飛び散らないようにチューブに入っているとか
乾燥しているとか
そういうイメージじゃないですか?
実は、昔、福岡に住んでいた時
スペースワールドという遊園地のようなところがあって、子供たちをよく連れて行ったんです。(今年いっぱいで閉鎖だそう…くっ、寂しい~)
そこの売店に宇宙食が売られていて、食べたことがあるんですけど
なんか乾燥したようなもので、宇宙ではこういうのを食べるのか~って感じでした。
でも、この番組を見て、へえ~そうかと思うことがいろいろありました。
まず、無重力状態だと血液が頭の方に行くので
常に鼻が詰まったような状態なんだそうで、味もわかりにくいんだって
しかも、液体は飛び散るから、しっかり煮詰めるとか、強めにとろみをつけたりしないといけなかったり
パンのようなものは、パン屑が飛び散ると内部の機械の故障の原因になったりするので
これもNGなのだそう。
そのほか、栄養の基準やら、塩分の基準やら
後、何か月も保存しないといけないので
腐敗しないように、徹底的に滅菌しないといけなくて
長時間加熱処理する必要もあるそう。
そうなると、もう、おいしいものを食べるとか、そういうのはあきらめざるを得ないのかも・・って思うんだけど
三ツ星シェフが、様々な工夫で、それらをクリア。
バーベキューで食べるソーセージの味を再現したり
本格的なビーフシチューを作ったり。
塩分を控えめにしても物足りなくならないように、
ビーフシチューに昆布を使っておられたのは、面白かったですね。
今や、昆布の旨みは、フランス料理では当たり前に使われているようなので
宇宙食にも昆布が有効的に使われるようになる日も近いかも。
そういう工夫の一つ一つが、本当にすごく面白かったです。
更に、出来上がった宇宙食の缶詰に
家族の写真を添えて、家族と一緒に食べている雰囲気を演出したり
楽しく食べられるような工夫をされたところも、とても印象的でした。
すごい制約があるからこそ
味と同じくらい、食べる時間も大切なんですね。
特殊な環境だからこそ、当たり前のことが大切になるのかもしれませんが
当たり前にご飯が食べられる環境にいると
逆に、その当たり前をおざなりにしてしまっていることもあるかもしれません。
こういう、ドキュメンタリーを見て、宇宙に思いをはせてみると
当たり前が当たり前でないということに気づけるのも、いいところです。
コメント
先生、おはようございます。
味知の世界の話なので、感心しながら読みました。
細部に渡り、工夫がされているのですね。
今日のイラストは面白い?。
先生、今日も一日健やかにq(^-^q)。