家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
今日は冬至ですね。
冬至には、昔からかぼちゃを食べて柚子湯に入れば
痛風にならず長生きできるんだとか。
子供の頃、私はお風呂屋さんに行っていたのですが
冬至の日は、お風呂屋さんのお湯も柚子湯になりました。
銭湯のお風呂の、お湯がザーザー出ている蛇口のところに
柚子の入ったネットみたいなのがひっかけられているの。
長くお湯につかっているのと
つかっているひとがふくろのうえからもみもみするので
柚子がふにゃふにゃになっているんだけれど
それをさらにモミモミすると、柚子の香りがぱあーっと広がって
子供心に、なんか特別な日って感じがして好きでした。
ちなみに、京都って、全国的に見てもお風呂屋さんの多い土地柄で
ちょっと歩けば行ける距離に3~4軒くらい銭湯があり
家にお風呂があるおうちの人でも
銭湯に行くことが多かったですね、あの頃は。
入口のところで男湯と女湯に分かれていて
入った時の銭湯特有の匂いや、お湯の流れる音なんか
今でも鮮明に思い出せます。
最近だと、健康ランドみたいなことになるのかもしれませんが
お風呂屋さんって、なんかもっと生活感があって、人と人との距離が近い感じ
ご近所さん通しの社交場的な。
そんなことを思い出して懐かしがっていたら
うちのお風呂でも柚子湯がやりたくなりました。
銭湯の湯舟は広いので、柚子が10個くらい袋に入っていたけど
うちのお風呂なら1個でいいかと思い
更に、使った後の柚子でもいいかと思って
皮を使って、果汁も絞ってポン酢しょうゆを作った後の柚子を
排水溝用のネットに入れて口を縛り
お風呂の湯舟に入れました。
でもね、1個だとやっぱりゆず感が足りず
かといって、わざわざ買ってきた柚子を、全く料理にも使わずお風呂に入れるのは
やっぱりなんかもったいないような気がして
柚子感の足りない分は、柚子の香りの入浴剤でフォロー。
でもね、本物柚子を入れというだけで
テンションは上がりますよ。
柚子をモミモミしながら湯船につかると
なんか、やっぱり気持ちがほっこりなごみます。
コメント
先生、おはようございます。
我が家は毎年、冬至の日は自宅の湯船に柚子を入れますよ。
料理に使うでもなく、惜し気もなくそれだけのために。
こればかりはもう割りきって(笑)。
もったいないですけどね。
それにしても、お風呂上がりに飲み物を飲む時が腰に手をあてるのは定番スタイルですね?。
先生、今日も一日健やかにq(^-^q)。
今日、道を、歩いていたら、路上で野菜を売っている車が止まっていて、ふと見ると柚子1かご4個入り100円でした。
昨日、出会いたかったわ~。スーパーだと、柚子1個300円くらいしているので。料理に使わずお風呂だけというのは、やっぱりちょっともったいない気がするのです。