家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
毎年お正月には映画を見に行くのが恒例で
今年は、「オリエント急行殺人事件」!
見てから読むか、読んでから見るか、
人によって意見が分かれるところですが
私は大抵、予習をきちんとしたい方なので、原作があるものは大抵読んでから見るタイプです。
でも、今回のこのオリエント急行殺人事件は、先に読んで犯人がわかってしまうと
面白さが半減してしまうような気もして、
私にしては珍しく予習無しで見に行きました。
この映画のストーリーをざっくりと説明すると
オリエント急行の中で大富豪ラチェットが殺され
乗客が騒然とする中、列車が雪崩のために橋の上で止まってしまう。
たまたま乗り合わせていた名探偵ポアロが、この事件の解明に当たる。
容疑者は乗客全員、ラチェットを殺したのは誰なのか・・・。
…とまあ、こういう話の流れです。
ネタバレになってしまうので、あまり詳しく書けませんが
思っていた殺人事件のストーリーとはちょっと違っていました。
勝手な思い込みなんですけど
ちょっと古典的な推理小説をイメージしていたので
もう少しベタな感じで、密室の列車の中で次々に殺人事件が起こっていくのかなと勝手に思っていたので
ある意味、ちょっと意外でした。
でも、このストーリーの中にあるテーマは逆にすごく深い感じもして
ポワロが、世の中は善か悪かのどちらかで
それがきちんと均等に分かれている、というようなことを最初に言うんだけれど
善か悪かに振り分けられないことも、世の中には確かにあるということを改めて思いました。
善って何なのか、悪って何なのか、
私利私欲がなければ悪ではないのか、悪を許すのは誰なのか、悪人を殺すことで報われるのか、それで何が変わるのか
突き詰めて考えると、深い話です。
原作も読んでみたくなります。
それにしても、オリエント急行が夕日の中を走っていくシーンはとても美しく
ベテランぞろいの俳優陣で、演技は見ごたえがありました。
ただ、大好きなジョニーデップの出番が少なく、それだけがちょっと物足りなかったけど
映画館で見るというのは、やっぱりいいものですね。
コメント
先生、おはようございます。
映画鑑賞がお正月恒例なんですね✨。
ただ見るだけでなく、そこから問題提起して掘り下げて考えてみる、先生のそういうところに感心します。
作品をリスペクトしているからこそ出来ることだと思います。
作りてからしたら、本当に幸せでしょうね。
先生、今日も一日健やかにq(^-^q)。
映画館で見るのは、やっぱりいいですね~。
あけましておめでとうございます。
今年もでいりいおくじょの楽しみにしています。
読書家の先生がクリスティーのオリエント急行を未読だったことに少々驚きました。
私は先生の読書量にはとうてい及びませんが、この作品は過去にも映像化されていますし原作も随分前に読みました。
小学生の頃は江戸川乱歩の明智小五郎シリーズ、コナンドイルのシャーロックホームズシリーズを夢中で読んだものです。
推理小説等はあまり読まれませんか。
あけましておめでとうございます。
今年もでいりいおくじょの楽しみにしています。
読書家の先生がクリスティーのオリエント急行を未読だったことに少々驚きました。
私は先生の読書量にはとうてい及びませんが、この作品は過去にも映画やドラマで映像化されていますし、原作も随分前に読みました。
小学生の頃は江戸川乱歩の明智小五郎シリーズ、コナンドイルのシャーロックホームズシリーズ等を夢中で読んだものです。
推理小説はあまり読まれませんか。
そうなんです。私、推理小説とホラーが苦手でして、さらに翻訳ものが苦手でして。
外国の小説で、名作といわれているものも、読みたい気持ちはあるのですが、カタカナがダメで、全く読めません。
なんとか克服したいんですけどねえ。
失礼なコメントだったかなぁと送ったあとで心配になりましたが、ご丁寧に返信下さりありがとうございます。
私は逆に歴史小説が苦手で、読んでみたい気持ちはあるのですがなかなか手が伸びません。
推理小説は展開が分かりやすく、白黒はっきりつく結末が多いので読みやすいのだと思います。
1冊の本だと絶対無理ですが新聞小説だと何とか読めるので、数年前に五木寛之氏の親鸞の連載を全部読み終わったあとは感慨深いものがありました。
今は原田マハさんの俵屋宗達の連載を毎日楽しみに読んでいます。
長々と大変失礼しました。
また読書の記事も楽しみにしています。
五木寛之さんの親鸞、良かったですね。親鸞は、歴史上で最も好きな人物の一人なのです。
原田マハさん、気になっている作家さんですが、なかなか手が出ません。日本の画家さんについても書いておられるのですね、初めて知りました。俵屋宗達の話なのですか?読んでみたいです~。教えてくださってありがとう。