家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
最近の脳科学では、
ぼーっとすることが脳にもたらす様々な影響についての研究が進んでいるそうな。
座禅とか瞑想も世界的に注目を集めていますが
そういう本格的なことでなくても、ただぼーっとするだけでも
頭の中がすっきり整理されて
すっきり考えがまとまったり、いいアイデアが浮かんだりするのだそう。
そういうことをテーマにしている番組を、今日見たんだけれど
確かに、そうだなと思ったのは
昔はやらないといけないこと、考えないといけないことが多すぎて
ぼーっとするひまが全くなく
レシピのアイデアにも枯渇することがよくあって
そんな時は、ひたすら部屋の中をぐるぐる歩き回ったり、息を止めてみたり
でんぐり返りをしてみたり
もういろんなことをやっていたわけです。
ある時、某テレビ番組のためのレシピのアイデアが全く浮かばず
部屋の中をぐるぐるぐるぐる歩い歩いて歩いて
とうとう3万歩くらい歩いて、やっとアイデアが浮かんだこともありました。
それを人に話すと
大抵ドン引きされるんですけど、
あの時は、自分なりの理論で、
脳の中の、普段使っていない部分が動く感じがしたんですよ
で、実際にアイデアも浮かんだしね。
でも、今思えば、息を止めたり、ひたすらぐるぐる歩くことって
何も考えずにぼーっとすることと通じるところがあって
あの時は、自分の感覚だけで、それがいいと思ってやっていたけれど、
案外、脳科学的には、理にかなっていたのかもです。
最近は、アイデアに行き詰まると
相変わらず、ぐるぐる部屋の中を歩いているのは同じですが
それ以外には
ベランダに出て、ひたすら咲き終わった花の、花がら取りをやったりしています。
これも無心になれていいんですよね。
後は、虎之助の散歩。
なーにも考えずにぼーっと歩く。
これもいいです。
世の中、効率、効率って、役に立つことや、要領のいいことが重要視されていますが
一見、何の役にも立っていないようなことも本当は、とっても大事で
無駄なことなんて本当は何にもないし
遠回りも近道も、結局はそんなに変わらないってことを、しみじみ実感する今日この頃です。
コメント
先生、おはようございます。
もうすぐ梅雨入りですね。
梅雨の時期って、なんとなくそんな時間が増えそうな気がしますね。
先生、今日も一日健やかにq(^-^q)。