家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
銃規制法案を巡って戦う女性ロビイストの話。
恐ろしく頭がよくて強い女性に、ハラハラドキドキ
銃の所持の是非という問題提起もいいけど
伏線回収されていくストーリーが、めちゃめちゃいい映画です。
「女神の見えざる手」
スローンは、大手ロビー会社で働いているロビースト。
とにかく頭が切れて、決断が早く、抜かりない。
そんな彼女が、裁判にかけられ
あろうことか、相手の罠にはまって窮地に追い込まれるシーンからスタートします。
敏腕ロビイストの彼女は、いったい何をしでかしたのか???!!!!
事の始まりは
銃規制法の是非をめぐる
銃擁護派と、規制を推進する派の争いです。
それぞれがロビーストを使い、
議員を取り込んで法案を自分たちの都合のいいように持って行こうとしているのです。
そんな中、銃擁護派の大きな団体から、スローンにオファーが舞い込みます
女性たちに、銃を保持することの正当性を訴えかけて
世の女性たちが銃擁護派につくように働きかけろというのです。
しかし、スローンは、銃所持は規制をするべきだという信念から
そのオファーを断って会社を辞め
銃規制法案を推進するロビー会社で働くことを決意。
銃擁護派団体と銃規制を主張する団体
銃規制法案をめぐって、2つのロビー団体による議員獲得合戦が始まります。
銃規制法案を通過させるにために獲得しなければならない議員の議席は60
スタート時点ではかなり不利な状況なのですが
そこからのスローンの仕事のすごいこと、すごいこと
頭の回転の速さと、決断力と行動力とぶれることのない強さ
とにかく、息をのむすごさです。
その素晴らしい手腕により、みるみる状況は変化。
ところが擁護派の方も、あの手この手を仕掛けてきます。
ネタバレになるので、
詳しくは書けませんが
完璧と思われたスローンにほころびが生じ
想定外の事件が起き
勝敗は暗礁に乗り上げ・・・・
最後の最後まで、息がつまるような緊張感の連続ですが
ああ、あれはそうだったのか~ていう
いろんなことがわかってきて、
最後は狐につままれたもみたいになり
もう一度最初から見直したくなります。
(実際、私は2回見て、ああああ~~~って思いました)
後味はいいです。
また、銃擁護か銃規制かという話以外にも
いろんなテーマがたくさん含まれているようなきがして
例えば、女性が男性と対等に仕事をしようとするときに
男性に比べ、女性は、なんと多くのものを犠牲にする必要があるのか
というようなことを感じました。
そして、自分の身を守るために必要なものは、銃ではなく
頭脳や、信念や、仲間など、他にたくさんある、という事も感じました。
武器で自分や子供を守らないければならないなんて
それは、絶対あってはいけない
スローンは、その信念を貫いたんだと思います。
自分が正しいと思うことを、
最後までやり通すこと
そのためには、犠牲にしなければならないこともあり
かなりの痛みにも耐えないといけないけれど
けれど、信念に従って生きるという事は、最終的に人の心を動かす
最後は本当に感動します。
信念と正義があれば
分かってくれる人、味方をしてくれる人は絶対いる。
そんな希望を最後は感じました。
いい映画でした。
これは見たほうがいいです。おすすめです。
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