2021.01.16

読書日記「寝苦しい夜の猫」

お笑いが好きで

お笑い番組をよく見ます。

好きなお笑い芸人さんは色々いるんですけれど

かまいたちも大好きで、特に“トトロ”ネタがお気に入り。

 

今日、キンドルで本を検索していたら

たまたまであったのがこれ

 

「寝苦しい夜の猫」（山内健司著　扶桑社）

 

M-1の決勝戦で、ミルクボーイに負けて優勝を逃した時の裏話からはじまり

もう、この辺は、一気読みですね。

 

あのときのM-1の情景が思い浮かびました。

確かに、かまいたちは面白かったけれど

ミルクボーイが面白すぎた。

 

でも、テレビで見ていて面白いだけじゃない

見えないところでの、様々な葛藤やら、アクシデントやら

当たり前なんだけれど、いろいろありますねえ。

 

しかも、お笑いの人たちにとって

あのM-1で、優勝するということが

どういう意味を持っているのか

そういうこともいろいろわかって、面白かったです。

 

さらに、

山内さんの、子供の頃の話とか

お笑いの世界に入るきっかけ

濱家さんとの出会い

コンビ結成のいきさつやら、下積み時代の話

かわいいお嫁さんと猫の話などなど

 

一気に読めました。

 

これを読むと、濱家さんの方が、本当は天才肌のように思え

なんか、ちょっとお二人を見る目が変わりました。

 

その辺も、かまいたちファン必読の書です。

 

ちなみに、私は、

トトロネタの中で

トトロを見たことがないという事は

これから、見ることもできるし、見ないこともできる

でも、見たことのある人は、見たことがないというところには戻れないねん。

つまり、トトロを見たことがない自分は、時間の壁に守られてんねん

 

っていう、あそこが、めちゃめちゃ好きです。

 

私、自分の台所でYoutubeを撮れるかどうか、迷っている時

かまいたちのトトロが頭をよぎり

 

今まで、ステキなキッチンスタジオを持ったことがない料理研究家（私）は

これから、ステキなキッチンスタジオを持つこともできるし、

このまま狭い家庭の台所を使い続けることもできる

 

料理研究家は、たいていステキなキッチンを持っている

でも、ステキなキッチンスタジオを思った料理研究家は

ステキなキッチンを持ったことがない、というところには戻れない

 

けれど、私は、持つこともできるし、持たないこともできる

つまり、両方の選択肢を持っている自分は、時間の壁に守られているのであります。

 

よっしゃー、そんなら私、Youtubeできるわ。

 

って、なんか無茶苦茶な理論ですが

そう思ったんです。

嘘みたいですが、ホントのこと。

 

かまいたち、ありがとうーーー！！！

山内さん、ありがとーーーー！！！

 

というわけで、この本、おすすめです。

 

 

< 前の記事へ

次の記事へ >

記事一覧にもどる