でいりいおくじょのBLOG

2015.10.02

切り干し大根入り豚汁

今日は、連載している「いきいき」という雑誌の撮影。

この連載は

その都度テーマを打ち出して料理を考えていくんですけど

今回もまた、読者の方が作りたくなるような

楽しい紙面になりそうです。

今日は撮影がちょっと長引いたので

夕飯は具だくさんの豚汁にしました。

豚汁っって、関西では“とんじる”ではなく“ぶたじる”っていうんですよね。

肉まんも“ぶたまん”だし。

だから、かんさいじんのわたしは、“とんじる”っていうと、

ちょっとよそいきな感じがしちゃいます。

そんな豚汁ですが

普通は、肉と野菜をいためてからだしを入れて作ると思うんですが

私は、肉も野菜もいためずに作ります。

鍋に昆布(キッチンはさみでチョキちょき細切り)と野菜をいれて火にかけ

沸騰したところに豚肉を入れるんです。

なぜ、昔ながらのやり方は豚肉を炒めるのかを考えてみたんですけど

たぶん、先に炒めることによって豚肉のたんぱく質が固まるので

煮たときにアクが出にくいからだと思うんです。

でも最初に炒めると、豚肉のたんぱく質が固まってしまうので

汁に豚肉のうまみは流れ出にくくなり

結果、豚肉だけではおいしい汁ものにならないから

どうしてもだしを使う必要が出てくるわけです。

ならば、沸騰してきたところに豚肉を入れるほうが

豚肉のうまみが汁に出るので、

出しを使わなくてもスープは確実においしくなる。

さらに私は、豚肉にあらかじめ塩をもみ込んでから入れるので

豚肉自体にも味が付き

具としても、おいしくなるのです。

今日の具材は

ニンジン、ゴボウ、シメジ、そして切り干し大根。

ふふふ・・。

普通はここで大根を入れるところですが

切り干し大根を入れてみると

ぐっと深みのある味になります。

切り干し大根は、さっと洗い、キッチンはさみで切りながら汁の中に入れるだけ。

入れるタイミングは、他の野菜と一緒に最初から入れ煮てOKです。

切り干し大根は、戻したりせず、さっと洗っただけの下処理で

キッチンはさみで切って入れるのがコツです。

あとは、野菜が柔らかくなるまで煮たら

(切り干し大根もすぐに軟らかくなります)

味噌を溶きいれ、ねぎを入れて出来上がり。

もしも、ここで味が決まっていなければ

最後に火を止めて、鰹節を1パック入れて混ぜれば

ぐっとうまみが増して、確実に味が決まるはず。

こういう具だくさんの汁ものが一品あれば

あとは、こまごまありあわせのものでも、なんとなく献立になるのがうれしいですね。

買い置きのさつま揚げなんかちょっとあぶってしょうがしょうゆをたらしたり

モズクの酢の物があったり。

あとは白いご飯。

 

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Youtubeで

切り干し大根と豚肉の生姜煮

を配信中です。

 

奥薗流の切り干し大根の下りょりを、丁寧に解説していますので

是非チェックしてみて下さい。

 戻さずに使う奥薗流の乾物テク。食物繊維たっぷりのヘルシー常備菜です。 – YouTube

 

我が家の定番焼きそばも是非

 切り干し大根が焼きそばに化けて、まさかのおいしさになる!ダイエットにもおすすめのヘルシー焼きそばの作り方 – YouTube

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