家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
石垣りんさんがエッセイの中で
ああ、面白くないな、面白くないな
って思いながら、詩を読んでいる
みたいなことを書いておられるのがあって
(どのエッセイだったか、探してみたんだけれどよくわからない…)
それを読んだ瞬間、
石垣りんさんの事がすごく好きになりました
私も詩を読んでも読んでも
理解できない事が多く
ああ、分かんないなあ
ああ、面白くないなあ
ああ、こんなのどこが良いんだろう
って、思うことが多々あり
(不遜な発言、すいません)
自分の理解力が足りないだけなのに
こんな詩、ちっとも面白くないじゃないかと
毒づいていたりして
(再び、すいません)
でも、心のどこかで
詩をわかる人には、分かるんだろうなあ
詩がわかるようになれば
おお~~~ッとか
なるほど~~~とか
そう来たか~~~とか
読みながら感動するんだろうなあ
って思っていたわけです。
でも、石垣りんさんは
面白くない、面白くないと思いながら
勉強のために、せっせと詩を読んでおられる。
面白くないな~ってぶつぶつ言いながら読んでおられる姿を想像して
それがなんか、良いなあ~~
石垣りんさん好きだなって思ったんです。
そうしたら、
石垣りんさんは、どんな詩を読んでおられるのか
それが、気になりはじめ
石垣りんさんが、詩について語っておられる本があったので
読んでみました
「詩の中の風景」くらしの中によみがえる (石垣りん著 中央公論新社)
この本は、
石垣りんさんが、
他の方が書かれた詩を取り上げつつ
その詩に出会った時の事や、
その詩を読んで感じたことなどを書かれている一冊です。
りんさんのエッセイが、とにかく素晴らしい。
って言うか
私なんか、読む力がないから
詩を読んだだけでは、ほ~~~~って思う事しかできないんだけれど
りんさんのエッセイとセットで読むと
おおおおおおおおおおおおお~~~~~~~~~~ってなる。
なんて言ったらいいんだろう
詩って、読まれることで扉があくというか
違う世界が目の前に開かれるんですね
一読しただけでは、
全く理解不能な詩も
りんさんの言葉をよりどころにして読むと
ガチャッと何かがハマり
じわじわと何かが染みてくるというか
そんな感じがして
ああ、これが詩の世界かって思う瞬間が、
いくつもありました。
すごいなあ、石垣りんさん。
詩を書き写すことは
日々、日課としてやっていて
チョコッと感想などを書いたりもしていたのですが
書き写して、音読して
チョコッと、感想を書くくらいで終わっていたんです。
もう少し、詩の世界を味わって
詩を読みながら何かを書いてみるのもいいなと思いました。
石垣りんさんみたいには、書けないけれど
面白くない、面白くない
分からない、分からない
そういう事でもいいから
とにかく何か書いて、分からないこと、違和感を感じている事
そんなことを書いてみるのもいいのかもって思いました。
でも、詩を読んで、
面白くない、面白くないと言葉にすることで
それが逆に、詩と自分を結び付けることもあり
別に面白くなくても、おお~~って思うこともある。
そうやって詩を読んでいくことで
その世界観に、ほんの少し近づけるようなった気がしています。
それは、私にとっては、とても大きな発見でした。
私みたいに、詩の何がいいのか分からない
という人は、この本、とてもおすすめです。
コメント
こんばんは😊
詩は全くの素人ですので、その本機会があれば読んでみたいです😊
ガーリックチキンソテー、家族の大好物でして、週3作りました🤣笑
今も作ってます😊明日の弁当分は果たして残るのでしょうか…笑
ありがとうございます!
コメント、ありがとうございます。
ガーリックチキンソテー作って下さってありがとうございます。
週3回も!!!!感謝感謝です。
石垣りんさんの本も是非是非読んでみて下さいませ。