家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
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この前、ある現場で
いきなり”おばはん”と言われてびっくりした。
すご～く親しい人から、冗談交じりに言われるならまだしも
ほとんど初対面に近い男性から言われたので
一瞬、言葉を失いました。
しかも２０歳位年上の男性から。
実際若くないし、美人でもないから、仕方ないけど
その人の年齢からすれば、私、まだずいぶん若いと思うんだけど。
それでも、”おばさん”ならまだしも”おばはん”って
心のなかは、かなりグサグサ。
でもね、にっこり笑って、やり過ごしましたとも。
ここで、顔に出るようでは、”おばはん”になってしまう。
まあね
たしかに５０歳をすぎれば”おばさん”だけど
”おばはん”になるかどうかは
私次第ですね。
いろんなことに好奇心を持って
毎日楽しく、前向きに生きていれば
見た目は劣化しても、中身は劣化しないはず。
これから先、見た目だけで私を判断する人は
私のことを“おばはん”と思うのかもしれないけれど
そんな人は、ほっておけばいい。
中身をきちんと見てくれる人から
奥薗さんも”おばはん”になったなあ、と思われないように
これから先、
見た目が劣化するのに反比例して
中身はもっともっと若返ってやるんだもん！！
“おばはん”って言葉が
心のなかに刺さって、ずっとチクチク傷んでいたんだけど
なんだか、すっとしてきました。
さてさて、
そんな話はさておき、今日のお弁当です。
鶏胸肉のケチャップチーズ焼き
ちくわ入りごぼうと人参のきんぴら
かぼちゃのごまサラダ
玉子焼き、ミニトマト
鶏胸肉のケチャップチーズ焼きは
下味を揉み込み、小麦粉を付けて鶏胸肉をこんがり焼いたところに
ケチャップをチョンチョンと絞り出し
スライスチーズを手でちぎりながらのせただけ。
鶏肉の熱で、スライスチーズがいい感じにとろけて、
ピタッと肉の表面に張り付きます。
この時、蓋などせずに、そのまま熱でとろりとなるのを待つのがポイントで
へたに蓋をしまうと、チーズが溶けすぎで流れてしまうんです。
きんぴらごぼうは、ちくわを入れることで食べごたえと旨味をプラス。
ちくわって意外に旨味が強いので、失敗なく味が決まります。
かぼちゃのサラダは
塩をして蒸し煮にしたかぼちゃをゴママヨネーズであえたのですが
マヨネーズにほんの少し隠し味としてはちみつと酢を加えておくと
かぼちゃの味とよくあいます。
なるべく色の濃い野菜をお弁当に、と思うのだけれど
そうなると、この時期は小松菜やほうれん草ばかりになってしまうので
かぼちゃを使うのもいいですね。
国産はもう終わっているのですが、ニュージーランド産のかぼちゃがけっこう甘くて美味しいです。
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