家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
昨日に引き続き本の撮影です。
本当は撮影の話を書くべきところなのですが
今日もやっぱりおやつの話。
今回の撮影は、差し入れのお菓子の頂き物がとにかく多くて
特に珍しいお菓子が多いので
そのことを書きたくて仕方ないのです。
今日の頂き物は、こんな感じ。
切り分けたらかさみたいな形になる、かわいいお菓子
これはね、どら焼きの皮の間にようかんが挟んであるの。
ようかんは水ようかんに近いような柔らかさなので、とってもあっさり。
ずっしり重たい感じのチョコレートケーキとか
かなり怪しい、寒天でできたお菓子とか
今日は盛りだくさんです。
でもね、私が今日、一番興味深く頂いのはこれ。
寒天!!
製菓材料の棒寒天って、長野県の茅野というところで作られているんです
天草をドロドロに煮たものを固めて棒状に切り
それを斜めに立てかけたすのこのようなところに並べて干すんです。
それから、何日もかけて夜の冷気でカチカチに凍らせ、昼間のお日様の温度で溶かしをくりかえして、
不純物を取り除いていくんです。
だから、市販のは白いんですね、
この寒天は、その干す前の寒天。
だから、こんな海藻の色
珍しいです。
実は私、以前、この寒天を干す作業を見学させてもらってことがあって
とにかく寒くて寒くて、本当に大変な作業なんです。
なんといっても、棒寒天をまっすぐ乾燥させるために
夜中に、寒天の向きを変える作業をするのですから、もう本当に大変で
寒天を見る目が変わりました、本当に。
自然の力と、作っておられる方の手間とによって、作られたありがちものだなあと思います。。
その時、寒天を作っておられるおうちに行って、寒天をご馳走になったり
ところてん用に売られているのを買って食べたりもしたんだけれど
この干す前のこんな色の寒天を、買えるのというのは知りませんでした
今日はこれ、わざわざ茅野で買ったのを持ってきてくださったのでした。
一口食べて、とにかくびっくり!
市販されている棒寒天で作った寒天も
かすかに海藻のようなにおいがしますが
これは、それとは違う、何とも言えない匂いがあります。
海藻というよりは、ヒノキのような材木のような香り。
それに食感も、一般的な寒天って、
口の中に入れると、ほろほろと砕けるような食感と思うのですが
これは、もう少し粘りと弾力がある感じ。
九州に、おきゅうとという食べ物があるのですが
この寒天は、かなりおきゅうとに近い感じ、かな。
黒蜜ときな粉をかけて食べてみると
その独特な香りもおいしさに変わって
なんと見えず、風味があって、おいしい!!
いかにも、現地の寒天を食べているという感じでうれしくなります。
私、寒天が大好きなので
もうこれは、ツボにハマりまくり、本当においしく頂きました。
こんな珍しい経験をさせてもらえると
ぐっとテンションが上がって、撮影も順調に楽しく進みます。
コメント
先生、おはようございます。
撮影、順調に進んでいる様ですね。
私は、先生のおやつブログを楽しみにしています。
食べてみたいな、って思います。
先生が、我が県のおやつを好んでくださり光栄です。
茅野市は、スピードスケート女子小平奈緒選手の地元です。
寒い所ですよ。
先生のかんてん愛は、深いですね。
えんどう豆加えて豆かんもいいですね✨。
やめられない止まらない‼️、ですね。
先生、今日も一日健やかにq(^-^q)。
長野はおいしいものがたくさんあって、本当にいいですね~。