家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
日曜日に関西で仕事があるで
今日から京都に来ています。
今、京都の精進料理に興味があり
今日は天龍寺の境内の中にある「し月」(草冠に師という漢字)さんへ。
天龍寺と言えば、
世界遺産で、しかも世界遺産認定が始まった最初の頃に認定されたところ
後醍醐天皇を弔うために立てれらたお寺です。
これまで何度も足を運んでいますが
最近鎌倉時代末期から室町時代にかけての動乱をテーマにした本を読んだばかりなので
また、行きたくなったのです。
天龍寺については、書きたいことがたくさんあるのですが
今日は、精進料理の話を。
広―い広間でいただくのですが
嵐山という場所柄もあって、外人さんの姿がすごく多いですね。
運ばれてきたお料理はこれ。
まずはごま豆腐。
それから、青大豆のすり流し。
いわゆる呉汁です。
中にはじゃがいも、上にかかった青のりの香りがすごく合っています。
呉汁って、いわゆる大豆のポタージュスープのようなものです。
口に含むとふわっと、品のいい大豆の香りが口に広がります。
きゅうりと油揚げの知粗和え
ねっとりというより、しっとりとした感じの白和え
お酢の酸味がキリッといい感じに味をひきしめていて
きゅうりの食感御みずみずしく
何気ないお料理ですが、ああ美味しいなあ~としみじみ思えます。
車麩と湯葉の炊き合わせ。
こんにゃくの煮物
ふきのとう味噌
山芋の煮物
ウドの煮物
堀川ごぼうの煮物
麩饅頭
ドーナツ型のまあるい形をしたのが、京野菜の堀川ごぼうです。
普通のゴボウと比べて、こんなに太いんですけど、真ん中を食べずに外側だけを食べるんです。
柔らかく、しかも香よく煮て合って、ゴボウの香りを楽しめました。
焼きなす田楽
油で揚げたかもなすに、白味噌ベースの甘味噌が塗ってあります。
これはもう、間違いない美味しさです。
最後に果物
禅宗では食べることも修行のうちだそう
私も一口一口、ゆっくり味わいながら頂きました
こういう、時間もまた、ありがたいなあと思います。
お庭のみどり、そこから吹いてくる風もまた、ご馳走でした。
コメント
先生、こんにちは。
私も、以前訪れた処ですので、懐かしく読ませていただきました。
茄子の味噌田楽が一番印象に残っています。
そうですね、食べ物だけがご馳走ではないのですよね✨。
あ~、また行きたい?。
先生、今日も一日健やかにq(^-^q)。