でいりいおくじょのBLOG

2016.01.08

七草粥と醤油卵

今日は七草粥。

昨日、スーパーに行ったら

赤カブの入った七草セットを発見!!

今まで、白い大根と白いかぶの入ったのしか見たことがなかったので
 

なんか楽しくなって、買ってきました。

実は、毎年うちでは、

「ん」の付く食べ物を7つ入れておかゆを作り

「運の付く七種粥」なんて言って、ありがたく食べていたのですが
 

今年は、そんなわけで赤かぶ入りの七草かゆを作りました。

おかゆは、炊いたご飯から作るのもいいですが

せっかくの七草粥ですから、

今日はお米から作りました。
 

米から作る場合、米と水の割合が大事で

米に対して5倍の水を入れたものが全粥。

これが一番一般的です。
 

米1カップでおかゆを作る場合、水5カップを入れて炊くところですが

私は、米1カップに対して水4カップで炊きます。

実は、これには秘策があるのです。
 

一応土鍋での炊き方を紹介しておきますね。
 

米1カップと水4カップを土鍋に入れ、ふたをして火にかけます。

米は洗って、時間があるときは30分くらい浸水させた方がいいのかもしれませんが

おかゆの場合は、浸水せずに炊いてもそれほど差がないように思います。
 

火加減は強火です。

土鍋の蓋の穴のところから勢い良く蒸気が出てきたら

火を弱めて5分。

あとは火を止めて余熱で20分蒸らします。
 

実はこれ、普通のご飯を炊くときと同じ要領なんです。
 

おかゆって、なんかコトコト炊くイメージがありますが

こんな風に余熱で火を通すことで、米の一粒一粒がふっくらおいしく仕上がりますし

ご飯と同じなので

土鍋ご飯を炊いたことがある人なら

まったく難しいことはないはず。

しかも、加熱5分で、あとは火を止めて蒸らすだけなので、手間いらずです。
 

中国のおかゆはお米と水をなべに入れて

ひたすら混ぜながら煮て、お米の粒がドロドロにつぶすようにに挙げるのですが

日本のおかゆは、あまり混ぜず、お米の形を残すようにさらりと炊くのが特徴です。
 

日本のおかゆは混ぜずに炊く方がいいので

余熱でお米を蒸らしながら炊くこの方法は、

一見、???って思うかもしれませんが

実は、とっても理に適っているのです。
 

ただし、20分蒸らした後、

蓋を開けると米と水が分離したような状態になっているので

これをお玉で優しく混ぜてください。

そうすることでどろりとしたおかゆになります。

でも、このやり方だとお米がねっとりと粘りが出やすくなるので

ここで後から、水1カップを入れるんです。
 

そうすることによって、さらりとした上品なおかゆになるというわけ。
 

今日は七草粥なので

大根やかぶの実の方は、薄く切って最初から米と一緒に炊き込みました。
 

一方、葉の方はざく切りにして塩もみします。
 

葉は細かく切って、生のまま最後に入れるやり方もありますが

野草なので、そのまま入れるとちょっと泥臭い味になることがあるため

私は、いったん塩もみしてから入れます。

その方が、色鮮やかになり、すっきりした味に仕上がります。

もちろん、塩もみした塩のおかげで、おかゆに薄い塩味も付きます。
 

葉っぱのほうを入れるタイミングですが、

1カップの水を入れて、再びふつふつしてきたら火を止め

最後の最後に入れて、一混ぜして出来上がり。

葉のほうを入れてからは、煮ない方がすっきりした味に仕上がります。
 

もしも、家族全員一緒に食べない場合は

あとで食べる人の分だけ小鍋に取り分けておいて

温めなおすときには、少し水を加えて加熱

そうすれば、再びさらりとした出来立てのおいしさになります。

この場合も、塩もみした七草を取り分けておいて

仕上げにぱっと入れると緑が鮮やかに仕上がります。
 

さてさて

おかゆと言えば、やっぱりしょうゆ卵ですね。
 

半熟に茹でた卵をポリ袋に入れ

卵1個につき醤油大1/2、みりん小さじ小1/2を目安に入れ

中の空気を抜いて袋の口を縛り、

醤油を全体にいきわたらせておけば、少ない調味料で上手につかります。
 

半熟卵は、殻をむいた後、キッチンペーパーで表面の水分を拭いてから

調味料をからめるのがコツです。

ちょっとしたことですが、水分を拭いた方が断然早く味が染みます。
 

お試しあれ。

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