でいりいおくじょのBLOG

2021.06.17

ヒューマニエンス「“舌”変幻自在の開拓者」

ヒューマニエンスという番組があります。

毎回、人間にまつわる、興味深いテーマを掘り下げて

専門家の先生たちが解説してくださるので

本当に、面白く見ています。

 

今回のテーマは舌。

 

 

自分の体の中で

毎日めちゃめちゃお世話になっているはずなのに

ほとんど意識したことがなく

 

っていうか

美味しく食べるために味を感じるところ

くらいの認識しか持っていませんでした。

 

ところが、舌って手足の兄弟分で

受精卵が細胞分裂していくとき

足や手ができるタイミングでできる!!

第三の手足的な存在だったんです。

 

確かに、動物たちの舌って

手のような役割をしていて、

物を取る時に舌でからめとっていたりしますね。

 

人間の赤ん坊が、何でもかんでも口に持っていくのも

手で触るような感じで、舌でなめて、それが何かを確かめている

そういわれてみると、確かに。確かにです。

 

更に、

人間の舌と、サルの舌との違いを見てみると

人間の舌はコロンとまあるく、サルはビロンと長い。

 

そのことで、何が変わってくるかというと

ビロンと長い舌は、前に突き出す動きしかできないけれど

コロンとまあるい舌は、上下に動かく事ができるようになります。

 

つまり、そういう風に下の形が変化したことで、

言葉を話すことができるようになったらしいんです。

前後の動きだけでは、複雑な発声はできなかったそうな。

 

それを知った時、思い出したのは、以前読んだ記事です。

加齢とともに物を飲み込む力がが弱くなり

誤飲のリスクが高まるというような内容でした。

 

その中でも、舌の動きが衰えることで、誤飲のリスクが高まることと

それを防ぐには、意識的に話をして、舌を動かす練習をした方がいいことが書いてありました。

音読みたいな、声を出して言葉を発する練習も有効だとも。

 

なるほど、なるほど、

いろんなことがつながってきました。

 

舌は、単に味覚を感じるセンサーとして存在しているのではなく

 

言葉を発するのにも

直立した姿勢で、きちんと物を飲み込むためにも

必要不可欠な体の一部だったわけです。

 

この番組を見ると

毎回、人間の身体って、本当によくできているなあって感心します。

もしも、舌がなければ、

言葉も生まれなかった可能性があり

そうなると、人間は全く違う進化をしていたことになりますから

なんか、舌の存在は、本当にすごいです。

 

言葉を発することで、知能が発達し

味覚が発達することで、精神面も発達したかもしれません。

 

当たり前に思っていることが

実は、奇跡的な事だということを知ると

なんか、今自分が普通に生きていることも不思議でありがたく思えます。

 

本当にいい番組でした

司会の織田裕二さんもステキ!!

 

 

2021年6月16日舌

 

 

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