家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
魚と肉を、なるべく同じくらいの割合で食卓に乗るようにしようとは思うんだけれど
魚料理が意外にワンパターンで
ついつい、塩焼き→照り焼き→たまにお刺身?
みたいな感じになってしまいます。
さらに、魚がメインだと、ちょっとボリューム不足になることもあり
副菜をどうするかも、ちょっと悩んだり。
(野菜を少し入れた炒め物とか、厚揚げを入れた煮ものとか)
そんなことを考えて魚売り場をながめていたら
フライ用に開いた鯵と目が合って
心は、一気に鯵フライへ。
こういう開いた鯵って、ちょっと小ぶりだけど
家庭では小ぶりのほうが揚げやすいし
大きいのを一尾より小さめのを一人2尾のほうが
なんとなくごちそう感があって、うれしい。
そんなわけで、鯵フライ、作っちゃいました!!
今日は、その鯵フライの話!
ではなく、今日は、鯵フライを作った後に余った衣のほうの話。
私は、衣をつけるとき
あらかじめ卵と小麦粉と水を混ぜて、具材にからめ
それからパン粉をつけるので
卵と小麦粉が混ざったものが、中途半端に残っちゃうんです。
さらにパン粉も、魚のフライをした後のパン粉って
魚のにおいがついてそうで、それをとっておくのもちょっと・・。
で、私は、残った卵&小麦粉のボウルに豚の薄切り肉をいれて
肉にそれを全部からめ
(少ないときは、小麦粉と水少々を足す)
それからパン粉を入れて全体にまぶしておくの。
つまり、
次の日のお弁当用の“ぴらぴらとんかつ”の仕込みをしちゃうってわけ。
薄切り肉なら、切ったりせずにそのままからめればいいし
残っている衣の量によって、肉の量を1枚、2枚って加減しやすい
さらに、薄切り肉のフライは、短時間で揚がり
中まで火が通っているかどうかの心配もなし
覚めても固くならず、食べやすい。
お弁当にはぴったりなのです。
衣をつけた状態で冷蔵庫に入れて置き
朝、揚げるわけだけど
揚げたてすぐに、私はソースをかけちゃう!!
ソースを別容器に入れるのって、結構めんどくさいでしょ?
揚げたてすぐにソースをかければ、一気に衣が吸い込んでくれて
冷めた時にいい感じに味が染みしみになっておいしいのです。
冷めてしなしなになったカツにソースをかけるのとは、まったく違うおいしさです。
今日のお弁当はこんな感じ
ぴらぴらとんかつ
カボチャの素揚げ
きゃべつとワカメのナムル
切り干し大根と人参、油揚げの煮物
だし巻き卵、ミニトマト
カボチャは、カツと一緒に揚げて塩を振っただけ
切り干し大根は、前夜の夕飯のために作ったもの
キャベツのナムルは、キャベツとワカメを蒸しゆでにして、塩とごま油で和えただけ。
たっぷりの野菜で、栄養バランス&食べごたえもばっちりです。
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