でいりいおくじょのBLOG

2015.09.21

タコのパエリア

シルバーウイークですが

私は家にこもって新刊本の原稿書きに追われております。

まあ、どこに行っても人が多そうだし

人混みが苦手なんで、いいんですけど(ちょっと負け惜しみ)

で、せめて、おいしいものでも作って食べようと思い

フライパンパエリア、作りました。
 

具材は、鶏とか海老とか浅利とかでもよかったんだけど

タコがお買い得で、おいしそうだったので

今日は、タコのパエリアです。
 

タコってご飯に炊き込むと良いだしが出て、めちゃめちゃおいしいんですよね。

和風のタコ飯も大好き。

そこで、具材はあれこれいろんなものを入れず、

うまみのベースにベーコンを使い

野菜は玉ねぎ、トマト、そこにニンニクをきかせて、作ってみました。
 

オリーブオイルでニンニクとベーコンを炒めて

香りが出たところで玉ねぎを入れて炒め

玉ねぎが透き通ってきたら米を入れて炒めます。
 

米は洗わずに入れるのが正式なパエリアの作り方かもしれませんが

私は、お米の国の人だし

一応、おいしい日本の米を使っているので

アルデンテに炊き上げるより、ふっくら炊き上げたほうがおいしいような気がして

洗って浸水させ、ざるにあげた米を使います。
 

米をさっと炒めたら、ざく切りにしたトマトを入れてサッと炒め合わせ

昆布と水と塩を入れます。
 

この時の水加減は、野菜(特にトマト)からの出る水分量をひいて

米に対して1割減です。
 

パエリアってもっと多めの水をいれ

蓋をせず、水分を飛ばしながらたきあげるのですが

私は、普通の炊き込みご飯の要領で蓋をして炊いちゃうので、この水加減です。
 

ふつふつと沸騰してきたら、ここで食べやすく言ったタコを上に乗せ、ふたをします。
 

タコは米と一緒に炒めないで、この段階で入れるのがおすすめです。

蓋をして炊く場合、たっぷりのタコを米と一緒に混ぜてしまうと

水の対流がうまくいかず、上手にコメが炊き上がらないことがあるのです。
 

しかも、この時点で入れるほうが、タコの加熱を最短に抑えられるので

タコが固く小さくなるのを、少しでも防ぐことができます。
 

もちろん、タコは上にのせるだけでも、うまみはしっかりご飯にいきわたります。
 

フライパンで炊く場合、大切なのは火加減です。

中心部分までふつふつし続けている火加減で炊くのがポイント。

ガスで炊く場合、外側から熱が入るので、

あまり火が弱いと、中心部分まで熱が回らず芯が残る場合があります。

中心部分までふつふつしているような火加減にしておくと、途中で混ぜなくても上手に炊きあがります。

(ガラス蓋があると、中が見えるのでいいですね)
 

加熱時間は約10分。

蓋を開けずそのまま蒸らして20分

が目安です。
 

火を消す前にガーっと強火にすると、底におこげができておいしいです。
 

仕上げに、パプリカやオリーブ、パセリ、レモンなどを上に乗せ

彩をプラスすれば出来上がり。
 

パエリアというより

パエリア風フライパン炊き込みご飯です。
 

本格的なパエリアもいいですが

少なめのオリーブオイルでさっぱりと仕上げ

タコとベーコンのうまみがしっかりしみこんでふっくら炊きあがったお米

タコ飯とはちょっと違うけど

タコ飯のおいしさにも通じるお米のおいしさ。
 

日本人には、こういうなんちゃってパエリアもいいのではと思います。

コメント

  1. 多田雅子 より:

    何時も奥薗さんのレシピを使って料理の参考にさせて貰っています。
    ありがとうございます。これからも私の強い味方で居てください。お願いします。

    1. 奥薗壽子 より:

      うれしいコメント、ありがとうございます。
      こちらこそ、どうぞよろしくお願い申し上げます。

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