2022.12.16

聖護院大根と千枚漬け

毎年、冬になると

漬物屋さんの店先に聖護院大根がバーッと積み上げられます。

まさに冬の風物詩。

 

聖護院大根は千枚漬けになるのです。

 

以前

千枚漬けに使われる聖護院大根を作っている農家さんを取材したことがあります。

 

聖護院大根は伝統京野菜の一つ。

 

実は、これがなかなか規格が厳しいそうで

大きさが決まっていて、

形も真ん丸で、まっすぐに中心部分がないといけない。

 

これが少しでも違っていると

買取の値段がもう、ただみたいな感じになってしまうらしく

農家さんにとっても、かなり量力のいる野菜なのだそう。

 

そのただみたいになった聖護院大根を頂いたこともありました。

いくつでも好きなだけ持って帰ってもいいと言われたけれど

大きいので食べきれないため、たくさんは持って帰れなかった

 

で、

その聖護院大根を千枚漬けにするのが、また職人技でして

 

大きなカンナみたいなやつで

一枚一枚手作業でスライスしていくんですよ。

 

聞くところによると

企画通りに作られた聖護院大根と言えども

一つ一つ水分量やら固さやらが違うから

その大根に合わせて、カンナの刃の出具合を調節されるのだそう。

 

それを下漬けして

本漬けしてですから

いやあ、手間がかかっています。

 

これを知ると

千枚漬けが高いのも、仕方ないかなあって思うってしまいます。

 

でも、高い。

高いから大切に大切に食べるんだけれど、すぐなくなる。

 

だからね、

今日は、かぶで作る自家製千枚漬けを紹介しました。

 

聖護院大根って、名前は大根だけれど

見た目も味もカブなんですよ。

 

だから、大根ではなく

カブで作るのがおすすめ

って言うか、カブでないと千枚漬けの食感になりません。

 

今日のYoutubeでは

手作り千枚漬けを紹介しました。

 

これなら、簡単に作れ

思いっきりモリモリ食べられます。

 

是非是非、作ってみて下さいませ。

(2126) ポリ袋で完成！！甘酸っぱい味があとを引く、サラダ感覚で食べられる人気の漬物。葉っぱの漬物も！＜千枚漬け＞ – YouTube

 

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