家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
「サラダ記念日」
「チョコレート革命」
をリアルタイムで読んだ世代です、私。
俵万智さん
こんな短歌の世界があるのか
これらの本を読んだ時は
もう本当にすごい衝撃でした。
そして多くの人がその衝撃を受け
あれよあれよという間に短歌の世界が大きく変わり
短歌って、こんな風に自由に表現していいんだってことを思い
短歌が、ぐっと身近なものになりました。
その俵万智さんがプロフェッショナルに出演されたということで
早速見てみました。
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プロフェッショナル 仕事の流儀「平凡な日常は、油断ならない~歌人・俵万智」
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「サラダ記念日」がベストセラーになっていた当時
俵万智さんは高校の国語の先生をされながら
短歌を作っておられて
その当時の、熱気みたいなのを今でもはっきり覚えていて
その凄さみたいなものが、イコール俵万智さんのイメージになってしまい
俵万智さんって、私よりもずっとずっと年上の方だと勝手に思い込んでいたのですが
今回、この番組を見て
同い年だったことが判明
ウソっ!
いやあ~~~~~参ったなあ~~~~
同い年・・・。
人間の器が全然違う
俵万智さんって、絶対人生5回くらい生きてはるわ。
テレビ番組的に編集されているので
俵さんの、本当の心は正直分からないのだけれど
それでも、やっぱり、強い方だなと思いました。
周りに惑わされず、自分の内なる力を信じられる強さを持った人。
私も、そうありたいと思うけれど
いやいや、私はまだ、人生1回目(おそらく)なので、
ふらふらしていて弱っちいです。
はあ~~~っ、がんばれ私。
この番組では、万智さんが60歳を節目に
気持ちを新たにして、頑張ろうっと思っておられるのがすごく伝わりました。
これから先、今までと同じように短歌を作っていけるのかという気持ちを抱きつつ
だからこそ
これからどんなふうに生きるのか、それをどんなふうに歌にしていくのか
一つ一つ目を背けないで、生きていくんだという、強い意志
静かだけれど、強烈なエネルギーにあふれている。
仙台へのお引越し
そこにもまた、新しい暮らしへの挑戦というか覚悟を感じられました。
その覚悟みたいなものは、
私自身が60歳になって、感じていることと、まさに同じだなと思いました。
60歳って、人生の大きな節目だと思います。
身体も大きく変わるし
気力も体力も下降線になる。
これから先は、そういう事とも向き合っていかないといけないのです。
だから、
私自身、考える課題はたくさんあります。
どんな料理を作り、どんな風に暮らし
食べる事と、料理することと、自分らしく生きることを
どんなふうにうまく折り合いをつけていくのか
でも、
どんなことが起こっても、目を背けず、立ち向かっていくぞ
という気持ちで60歳に突入したので
そこの部分は、万智さんと同じだなあと思いました。
そういう意味では
俵万智さん、これからも目が離せません。
元気をもらって
私も頑張ろうと思います。
コメント
私もその番組見ました。一首作るまでの言葉のこだわりを感じました
久しぶりにまた俵万智さんの本読みたくなりました
感性がすごいですよね。
こちらのブログを見て、NHKオンデマンドで見ました。平凡な日常のありがたさ、楽しさを再確認できた素晴らしい番組でした。ありがとうございます。
コメントありがとうございます。
頑張っている方を見ると、元気をもらえますよね。
当時の熱気を思い出します。大阪から滋賀県の大津に嫁いだ友達が東京にいた私にサラダ記念日をいきなり、郵送してくれました。チョコレート革命は自分で購入して読みました。ご活躍されていて嬉しいです。
若い才能がどんどん生まれてきている中で
ますます、パワフルに活躍されている俵万智さんは
同年代の星です。