家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
関西人は粉もんが大好きなので
粉をおいしく食べるアイデアは豊富です。
中でも、私が大好きなのが一銭洋食。
一銭?洋食?
めっちゃレトロなネーミングですが
安い、速い、うまいの代表選手です。
そもそも一銭洋食って何かというと
お好み焼きを簡単にしたようなもので
小麦粉を水で溶いて、油を引いたフライパンに流し
その上に、
ネギやちくわ、紅ショウガ、サクラエビ、天かすなど
ありあわせの具材をすべて細かく切ったものを散らし
お好み焼きソースをかけてぺたんと二つ折りにすれば出来上がり。
お好み焼きのように、肉とか海老とか、ちゃんとした具がなくてもできるところが
気楽につくていいのです。
ちょっとしたおやつや酒の肴もぴったりです。
ネギとか紅ショウガ以外にも
ハムやチーズ、カイワレやレタスの線切りなどを入れと、ちょっと洋風ぽくもなり
それもまたおいしいです。
でも、こうなると、カフェのメニューでおなじみのがレットにも見えてくる。
ガレットというのと、一銭洋食というのとでは全く別物に聞こえますが
要は、小麦粉の生地を薄く伸ばした上に具をのせて、折りたたんだもの。
やっぱり、食べる国や人が違っても
繰り返し食べても飽きないおいしさの根底にあるものもって、
何か共通点がある気がするなあ。
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生地の配合は
二人分で 小麦粉100gに塩少々、水200cc が基本です。
卵を入れてもいいのですが
入れないシンプルなのも素朴な味わいで、私は好きです。
具を変えて、バナナやチョコレートやあんこなんでいうのもおいしいです。
夏休み最終日、いろいろ具を変えて楽しん作ってもらえたらうれしいな。。
昨日のツイッターでは、レタスの味噌汁を紹介しました。
よかったらツイッターも、奥薗壽子で検索してみてくださいね。
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