家庭料理研究家奥薗壽子オフィシャルサイト
今日は、若松先生の新刊のトークイベントに行ってきました。
「自分の人生に出会うために必要ないくつかのこと」(若松英輔著 亜紀書房)
この本は日経新聞で一年間連載されていたものをまとめた一冊。
実は、この一年
この記事を読むためだけに日経を購読していたので
リアルタイムですべて読みました。
でも、本になってから、改めて読んでみると
全然違う印象になっていて、びっくりです。
連載時は、Webで読んでいたので、横書きだったという事もあるし
スマホの画面で読んでいたという事もあり
なんか、言葉がつるつる滑ってしまう感じがしていたのですが
あらためて活字になったものを紙の本で読むと
心に深くしみました。
やっぱり、大事な言葉は紙に印刷された文字で読むのがいいですね。
さて、この本なのですが
ちょっと変わった構成になっていて
どこから読んでもいいという本なんです。
目次の所に、各章の主題と、そこで紹介されている本と作者の名前が書いてあり
まるで、ショウケースの中からお気に入りものを見つけるように
気に入ったところから読める仕掛けになっているのです。
それで、私も最初はそうやって、
あっ、これ読もーーーー♪
って感じで、読んでいたのですが
最近は、枕元に置いておいて
夜寝る前に開いたページを読むって感じで読んでいます。
ちょっと占い的なというか
運命への示唆的なというか
最近、続けて読んでいるのは
運命に出会うために考えを「白く」するという章。
なぜか、ここばかり、読んでしまう。
疑うことと信じること
抵抗することと受容すること
それらを反復していくうちに
どうしても否定できない事に出会う
それが運命だというのです。
本を開くたびに、ここのページに出会っていて
毎晩毎晩出会っていて
それは、偶然そのページのその言葉に出会っているようにも思うし
自分でわざとそのページを開いているようにも思う。
けれど、
どうしても否定できない事が運命、というこの言葉
なぜか、ものすごく私を引き付けているのは事実です。
そんなわけで、この本は、
いつまでたっても読み終わらない本で
開いたページが、今の自分に寄り添ってくれる一冊です。
そばにあるだけで
何か、守られている感じ。
ほんの少し、一文だけ読むだけで
何か、心がすっと救われるような感じ。
そんな本です。
おすすめです。
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さてさて、今日のトークイベントは
本の話というよりは
皆さんの質問に答える会、みたいな感じで
皆さんの悩みや相談に、先生が真摯に答えておられました。
まずは自分を抱きしめて下さいって。
誰かをではなく、
誰かにしてもらうのでもなく
自分で自分を抱きしめて下さいって。
分かる、それはわかる
でも、時に、それってすごく悲しくなったりする
でも、
自分しか自分を抱きしめられないからね
自分で自分を抱きしめて
また、明日も頑張りましょう。
コメント
こんにちわ😊
ほんとですね~
わたしがわたしの一番のファンで理解者。
どんな時もどんなわたしもそれでいい。
ありがとね~わたし💖
奥薗せんせい、いつもありがとうございます🍀✨✨
そうそう、自分を思いっきり抱きしめましょ。