でいりいおくじょのBLOG

2024.08.30

読書日記「カラマーゾフの兄弟」

カラマーゾフの兄弟を読んでいます。

今、下巻の3分の2くらいまで読み終わったところで

いよいよ、終わりに近い所まで来ました。

 

カラマーゾフの兄弟の講座があり

上巻から、講座を受けながら読み進めていまして

実際の講座は下巻に入ったところなので

私の方が、先に読み終えることになりそうです。

 

思い返せば、上巻はかなりてこずりました

いやあ、読めなかった読めなかった、全然読めませんでした。

これは読み終わる気がしないなあって思っていたんですよ。

 

実際、読むのが追いつかなくなって

うっかりして、講座を申し込むのを忘れたりもして

いよいよ、もうこれはだめだなって思ったこともありました。

 

ところが、中巻に入ると

ウソみたいにどんどん読めるようになり

中巻、下巻に行くにつれて、どんどん読むスピードが増し

上巻であんなに読めなかったのが不思議なくらい

ものすごいスピードで読み進んでいます。

 

って言うか、続きが気になって

読まずにおれないような感じになってくるのです。

 

たぶん、上巻は、

物語における、説明的なところが多く

それも、会話の中で、その状況を読み取らなければならない部分も多く

それが、結構しんどかったように思います。

 

ところが中巻に入ったとたん

物語がどんどん進んでいって

もうどっぷり物語の世界に入り込み

登場人物にも、すっかり気持ちを持っていかれ

なんていうんだろう、息がつまるくらい苦しくなったり

登場人物が愛おしくなったり、せつなくなったりで

どんどん読んでしまって、睡眠不足になります。

それくらい、この本の世界に引きづり込まれます。

 

ネタバレになるので、ストーリーについてはあまり詳しく書けませんが

 

ざっくり言うと

カラマーゾフ家の父親と、3人の息子の話で

どうしようもない父親が殺される事件の話なんです。

 

犯人はだれかというミステリー的な読み方をしても

これが、めちゃめちゃよくできた話で

それだけでも、一気読みして、もう一度伏線回収するために読みたくなるような

そんな話。

 

けどね、それだけじゃないんですよ。

その、一連の殺人事件の話の中に

愛とは何か、信じるとは何か、善とは何か、悪とは何か

神はいるのか、などなど

 

いろんな要素が盛り込まれ

いやあ、ドストエフスキーすごいなーーーって

私みたいな凡人には、もうそれだけで圧倒されてしまうような作品。

 

ドストエフスキーを読んだ人生と

ドストエフスキーを読まなかった人生とでは

大きく違う

 

と先生もおっしゃっていましたが

 

私も、本当にそう思います。

 

まもなく読み終わりますが

読み終わったら、もう一度最初から読み直したいと思っているところ。

 

先生が時々、

読み終わらない本

という事をおっしゃいますが

 

これは、まさに読み終わらない本ですね。

 

そう思います。

 

全部読み終わったら、もう少し何か書きますね。

いやあ、これは読んだ方がいい。

 

おすすめです。

 

カラマーゾフ

コメント

  1. 楽気 青都 より:

     カラマーゾフの兄弟
    奥薗先生が読破された後の
    感想をお聞きするのが、凄い楽しみですっ❗
    私は、以前に「100分で名著」で
    この本を取り上げていたのを
    見ました。うろ覚えも、いいところで
    …ただ、そのイメージアニメーションが
    ぼんやり印象に残ってて。
    黒が基調の切り絵のような、このストーリーに
    ぴったりな感じ。
    暗かったなぁ~…と同時に、凄くミステリアスで、もっとこの世界を覗いていたい…
    とも感じました。
     私事で恐縮ですが、この年齢になって
    ここ何年の間に、これまでの人生の歪みや
    膿みたいなものが、一挙に溢れだすような
    そんな経験をしまして…。
    なんやかんやで普通の、日常を暮らせている今が、何より有難くて…(たぶん初めての普通の日々です
    今は、本当にすべてに感謝、感謝の気持ちしか
    ないんです❗
    今は極楽にいらっしゃるお師匠さんの言葉が、この頃、やたらと染みてくるんです。
     愛は執着を生む、慈悲やで……

    私には、評論家のだれよりも、奥薗先生のカラマーゾフに関する考察、
    本当に楽しみです🌼🍀🍀
    (*´▽`)(*≧ω≦)スゴイタノシミ~🧡🐦️🏵️

    今日もしみじみ学びを有難うございます。
    感謝ですっ(*⌒∇⌒*)ご安全に🌸🌸

    1. 奥薗壽子 より:

      うれしいコメント、ありがとうございます。
      はい、了解です!!
      とりあえず、最後まで読みますね。
      できれば、もう一度読み直して、いろんなところをもう一度考え直したくなっているのです。

  2. 楽気 青都 より:

     大事なこと、言い忘れましたっ❗
    奥薗先生の🧡万能塩蒸しかぼちゃ
    夕べも、いただきましたぁ~(^∇^)🏵️!
    かぼちゃの皮まで、もちもちで柔らかく、
    身のところと皮の境目が、一体化している
    感じで…うまく表現できませんが
    本当にオイシイです❗

    昔、母は自分の全体重をかけるかのごとく
    かぼちゃと格闘していました。
    まな板には、深い深い包丁の跡が…
    その傷だらけのまな板、今は私が
    大切に使わせてもらっています。

    奥薗先生のレシピ、あの頃の母に
    教えてあげたいです🌸🌸

    有難うございます。🌼🍀🍀

    1. 奥薗壽子 より:

      お母様の思い出、良いですね。
      そのまな板を使っておられるのも素敵です。
      思い出のある人は幸せだと思います。大事になさってくださいね。

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