でいりいおくじょのBLOG

2024.09.01

最近、読んでいる哲学の本

ここ一か月くらい

毎日コツコツと「神秘哲学」(井筒俊彦著 岩波書店)を読んでいます。

 

2024年8月31日本

 

今年初めから、毎月一回「神秘哲学」の講座を受けていて

もう半年以上が経ちました。

 

なんで、これを受けようと思ったのか

今思えば、まったくわからないのです。

 

哲学の本も読んだことがないし

この本を理解できるとは到底思えないし

でも、何か自分の中で強い促しみたいなものがあって

申し込んでしまったんです。

 

だから最初は

この本を理解しようという気持ちは全くなく

何か一つでも、得るものがあればと思っていたのでした。

 

正直、まったく理解できていません。

理解できていないのだけれど

実は、わけもなく哲学が好きになってきている自分がいるんです。

 

何が好きなのかわかんないんだけれど

この講座が、嫌じゃないの。

 

さらに言えば

「神秘哲学」は難しすぎて、全く読む気にならなかったんだけれど

(すいません!!!)

 

池田晶子さんの本は、すごく読みたくて

こちらを先に読み始めました。

 

でも、哲学の本なんか読んだこともないので

正直、理解できない部分が多々あり

さらに言えば、言葉のリズムが独特で

これも、なかなかなじめず

 

それでも、

なんか、ものすごく心惹かれるものは確実にあって

読めるようになりたくて

 

それで、池田晶子さんを読むために

「不滅の哲学」(若松英輔著 亜紀書房)

を読み始めたんです。

 

不滅の哲学

 

この本は、池田晶子さんの本が読みにくいという人のために

書かれた本らしく
(本の中で先生自身がそう書いておられる)

もうこれしかない!!って思って読み始めたんです。

 

池田さんを読むために、読み始めた本だったのですが

正直、これも難しい。

 

あかんやん、私。

 

でもね、ここは踏ん張りどころだと思って

分からない本は、何度も読むことで、分かるようになると信じ

 

この本は何回も何回も読みました

(3回は通読して、部分的には、もっともっと読んだと思う)

 

そうしたら、なんとなんと

ある日突然、なんか靄が晴れるみたいに読めるようになったんです。

自分でもびっくり!!

 

やっぱり、繰り返し読むって大事ですね。

 

そしたら、いよいよ池田晶子さんも読めるのかと思い

「あたりまええなことばかり」(池田晶子著 株式会社トランスビュー)

を読み始めたんです。

 

あたりまえのことばかり

 

おお~~~っ、なんとなんと、読めるようになっておる!!!

(以前読んだ時は、なんかわけわからなかった)

 

いやいや、どこまで理解できているかは、分かりませんよ。

でも、以前とは全然違う、読めるんです、本当に。

 

それで、調子に乗って

これは、いよいよ「神秘哲学」も読めるのか

 

と思って、ページをめくったら

これは、全く読めませんわ。

調子に乗り過ぎました、すいません。

 

でも、これもコツコツ繰り返し読んだら読めるようになるのかもと思い

この一か月コツコツ読んだわけです。

 

ところが、ところが、この本は手ごわいです。

一日に2ページくらいしか読めず

2ページ読んで、次の日になったら

読んだところも、分かんなくなっていて

5ページくらい戻らないと、理解できなくて

 

いやあ~~~大変です。

 

今日も一日、格闘しましたが

遅々として、前に進めません。

 

明日は、「神秘哲学」の講座。

 

予習する気持ちはあったけれど

現実は全く進歩しておらず

まあ、仕方ありません。

 

でも、何かは確実に変わったかも。

とは思っています。

 

少なくとも

哲学に、ものすごく心惹かれ

読めない、分からないという事が

何かちょっと楽しくなってきている私がいるのです。

 

コメント

  1. こわ より:

    ちなみに私、大学の時、専攻が哲学やったんです♡でも、大学2回生のとき、精神疾患で倒れちゃってて、在学中は脳の調子が悪かったので、あんまり理解できなかったんですよね…。でもまぁ、哲学っていいですよね、難しいですけど…。あと、詩を書くのが昔好きやったんで、26歳のときに80万円かけて詩集を自費出版しました。もう恥ずかしくて読み返せませんけどね(笑)

    1. 奥薗壽子 より:

      そうでしたか。
      やっぱり、哲学と詩は、つながっているのですね。
      哲学って、難しいけれど、何かすごく心惹かれます。

  2. 楽気 青都 より:

     哲学の頭に神秘の冠が乗っているタイトル
    だけで、私などは引いてしまいます…(-ω- ?)

     奥薗先生、がんばっておられますね~🏵️
    なにか、光が見え隠れしておるような
    あともう少しの踏ん張りやでー❗……
    と、いった段階とお見受けします!
    ヾ(o゚ω゚o)ノ゙🌻💠
    ものすごく心ひかれるものがあり、
    わからないことが、楽しめるようになってきた
    …とは、最高じゃないですか~~🌼🍀🐒
    (^O^)よかった、よかったです🌸🌸

     先日、本屋さんに行ったら
    若松先生の著書は、
    悲しみの秘義 だけ本棚に置かれていました。
    今、1/3ほど読んだところです。
    居眠りしながら、また戻って読み直し。
    呆れるほどの遅読振りです。
    それでも、なんだかタノシイですっ
    (^∇^)

    奥薗先生のお蔭で、また読書の喜びに
    目覚めるようです。
    有難いです🌸🌸 ご安全に~🌼🍀🍀

    1. 奥薗壽子 より:

      うれしいコメント、ありがとうございます。
      悲しみの秘儀、読んでくださってありがとうございます。
      この本も大好きです。
      いつも、コメント頂き、感謝感謝です。

  3. Amy より:

    理解できなくても感じるものがあれば、そのうち時が来て理解できるのではないでしょうか? 哲学のテの字も解っていない私が言っても説得力、ゼロですが。

    夏の終わりの神戸の街をもう一度、歩いてみたい、水玉模様のワンピースを着て。。。六甲山の匂いも、海岸通の匂いも、そして昔からある珈琲屋さんの匂いも全部覚えています。昼夜逆転している場所にいて、想いはいつも神戸を彷徨っています。

    1. 奥薗壽子 より:

      優しいコメント、ありがとうございます。
      そうですね、コツコツやっていれば、いつかある日わかる時がくるかと思っています。

      懐かしい神戸。帰りたい場所があるのはステキだと思います。
      現実は遠く離れていても、自分の中にはその町がキチンと合って
      コーヒー屋さんの匂いまでそこにはあって
      それはとてもステキなことで、うらやましいです。
      水玉模様のワンピース、良いですね。

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