でいりいおくじょのBLOG

2018.05.01

読書日記「成長マインドセット」

GWはどこに行っても人がいっぱいなので、あまり外には出かけたくないのだけれど

でもだからと言って、無駄に時間を使いたくないので

ふだん読めないような本を読むことにしました。

 

「成長マインドセット 心のブレーキの外し方」

(吉田行宏著 株式会社クロスメデイア・パブリッシング)

 

実はこの本、リビングのテーブルに置いてあったのを、

なんだろうと思って、パラパラっと斜め読みしたら、なんだかおもしろくなってきて

気が付いたら最後まで読んでしまっていた、という感じなのです。

 

この本、息子が知り合いからもらったそうで

「成長とは何か」

「何のために仕事をするのか」

という、日ごろから何となくモヤっとしていることが、

読み進むにつれてクリアになってくるというような本です。

 

一応、私は読書が趣味なのですが

ビジネス書とか啓蒙書のようなものは、あまり普段手に取ることはありません。

だから、この本も自分ではまず買わない類のもの。

 

そんな私がついつい読んでしまったのは

主人公の山田さんに、喫茶店のマスターが語り掛けるスタイルで書かれているからなんです。

山田さんはどう答えるだろうと思いつつ、

自分ならと頭のどこかで考えている自分がいるんです。

山田さんと、山田さんの友人たちがマスターの出す問題に答えるのを読みながら

実は、自分なら…と考える、つまり第三者的な気持ちで、気楽に考えることができるので

気が付けば、自分も一緒にマスターとの会話にしっかり参加しているというしかけなのです。

 

成長とは何かという質問に対して

 

さすがに私くらいの年になると

目に見える知識やスキルを上げることだけが成長とは、さすがに思っておらず

目に見えない、もっと深い部分を広く大きくすること

それは例えば、意識とか思いとか人生哲学とか

 

それはそうだと常々思ってきました。

そして、そういうのを深くすることで、一生成長し続けたいと思ってきました。

 

でも、時にわけもなく、行き詰ることがあって

それが何のか、わからないでいたのですが

 

今回この本を読んで、頭の中が整理でき

人はやっぱり一生成長し続けられるんじゃないかと思えたのがよかったですね。

 

心の中にあるブレーキとアクセル。

そのブレーキの方を外さないといけない。

 

何かをやろうとするとき、損得で物事を判断したり

どうせ・・・、って思ったり

本当にこんなことをしていていいんだろうかと不安になったり

自分で決めた事なのに、こんなことやっていったい何になるんだろうって不安になったり

 

ついついブレーキを踏んでいる自分がいます。

 

この本は、つまるところ自利利他という考え方にいきつくのかなあと思いました。

 

自分のために生きる

けれど、それは自分のためでもあるのだけれど、同時に誰かのためになる。

あるいは自分のためにしたことが、結果として誰かを幸せにする。

そこが繋がっていることが大事なんですね。

 

それは例えば、

料理は私自身の達成感ややりがいを感じる手段であり

社会とつながるための方法でもあり

あるいは、生活を支えるための仕事でもあるわけで

自分のためにやっている部分も確かにある。

けれどその一方で

主婦として母親として家族のために作っているところもあり

それによって、家族の健康も守っているという一面もある

さらにいうと、

私のレシピを見てくださった誰かの役に立って、誰かの家庭の食卓が豊かになるといいなあと思って料理をやっているわけです。

 

自分と誰かが料理でつながっている。

そのつながっているということを意識して、そこに損得とかを超えた何かが存在する限り、

わたしもまだまだ成長させてもらえるのかなと改めて確信することのできた一冊でした

 

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コメント

  1. Yu-ki より:

    先生、おはようございます。

    うーん、そうかぁ。
    深い。

    私も、恐縮ですが、少なからず先生と繋がらせていただいています。
    と、いうことでいいのかなぁ……。

    先生、今日も一日健やかにq(^-^q)。

    1. 奥薗壽子 より:

      もしも、私のレシピや、あるいは何か私の生き方のようなものに何かを感じていただけているのだとしたら、それはまた、私の喜びでもあります。

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