でいりいおくじょのBLOG

2018.07.05

京都・両足院

今日は両足院に行ってきました。

建仁寺の塔頭で、この時期、半夏生が見ごろになり

特別拝観されているのです。

 

半夏生はドクダミ科の多年草で

その名前の通り、半分化粧をしたように、緑色の葉っぱの上半分が白くなるのですが

それがなんとも涼しげでさわやかで美しい!

 

例年、大体6月の終わりころから7月の最初にかけて白くなって見頃になるそうなのですが

今年は暑くなるのが早かったせいで、両足院でも、見頃の時期が前倒しになっているそうです。

 

で、半夏生のお庭はこんな感じ。

うっとりするくらい美しい光景です。

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半夏生も素晴らしいのですが、

実は両足院はお庭も素晴らしいんです。

何が素晴らしいかというと

ここのお庭、まずは書院からのお庭を拝見させていただくと

どーんと素晴らしい半夏生の咲き誇る姿が見え、

(写真がへたくそですいません)

もうこれだけで、ずーっと見ていられるくらいのうつくしさ。

(本当は引き戸の部分が額縁効果となって、お庭が一枚の絵のように見えるんです)

 

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更に!

ここの庭、中を歩くと、また更に素晴らしいんです!!

 

この庭、茶道の藪ノ内流五代目宗匠、薮内竹心紹智作。

なのでお庭には、水月亭と臨池亭という2つの茶室がある。

つまり、ここに招かれた方は、お庭を拝見しながらお茶室に入る趣向になっているんです。

 

様々な石の上をたどり、石と風景と植物を楽しんで歩くうちに

いつの間にか茶室に到着しているという感じ。

 

石畳の石の形も楽しく、石も庭も家も花も、見つくせません。

ぐるっと回って書院に戻り、また半夏生を楽しむ。

いいですね~。

 

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更に更に、私がここ、両足院を気に入っている理由はもう一つあって

ここのご本尊が毘沙門天で、毘沙門天の使いといえば虎。

 

なので、ここ両足院では狛犬ならぬ、狛虎がお出迎えしてくれます。

 

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更に、お線香を立てる所にも虎!!

(私は左の子の方が好み)

 

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寅年生まれの人にとっては(私、そうです)、ここは守り神のような存在なのです。

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