でいりいおくじょのBLOG

2015.10.18

みそ汁の楽しみ方

最近、お味噌屋さんのおじさんと仲良しです。

お味噌のプロのおじさんと話をしていると

いろんなことを詳しく教えてもらえるので

勉強になることがいっぱいあります。

ここ1~2か月は

おじさん一押しの、会津の赤、辛口味噌を使っていました。

会津の味噌は、初めてだったのですが

きりっとした辛さが、暑い時期にはとってもおいしく

なつのあいだもずっとお味噌汁を楽しむことができました。
 

最近だんだん肌寒くなってきたので

おじさんが、白の甘いお味噌をブレンドするとおいしいよというので

おじさんのおすすめに従って

青森の白、甘味噌というのを少し混ぜてみることに。
 

青森って、その昔京都とつながりがあったので、文化的にすごく似ていることもあってか

東北なのに白みそがあるっていうのが、ちょっと意外でした。

味としては、京都の白みそほど甘くはないのですが、

広島の白味噌に近いしょっぱ系の白味噌。

みそ汁に入れると、この味噌だけでも十分おいしい!!

それでも、おじさんのおすすめ通り赤みそとブレンドしてみると

白みそ特有のまったりした感じは十分引き出され、とってもおいしいです。
 

肌寒い日の朝ごはんには、少し加えるだけで、ぐっと味に深みが出て

絶妙なおいしさになります。
 

で、最初は、赤をベースに、ほんの少し白を混ぜる感じだったのが

だんだん寒くなってくるのに合わせて、白の割合を増やしていくと

季節の移り変わりと、みそ汁の味わいがいい感じに歩調を合わせて

毎朝の味噌汁が、なんともほっこりする味わいに仕上がります。
 

みそ汁というと、中に入れる具材で季節感をだすことが多いですが

こんな風に、いつものお味噌にちょっと白みそを混ぜてみるというのもありですね。

季節によって、ブレンドを変えて自分好みの味にしていくというのも

みそ汁の楽しみ方の一つかもしれません。
 

こういう白みそには、

サツマイモやカボチャみたいな、甘い具材もよく合うのですが

里芋もすごく相性がいいですね。

里芋に甘みがない分、お味噌のまったり感が際立つのです。
 

里芋は、大きくごろんとした形に切ることが多いかもしれませんが

薄い半月切り(またはイチョウ切り)が、私はおすすめ。
 

半月切りにすると、お箸で挟みやすく、また、かぶりつきやすいだけでなく                      

口の中でほろっと砕ける独特な食感を味わうことができ

それが、みそ汁にした時、とってもおいしいなと思うんです。
 

さらに里芋は、水にさらさず、切ったらそのまま出し汁に入れるんです。

そうすると、里芋の粘りが汁のとろみになり

まったりしたお味噌と、絶妙なコンビネーションになります。
 

今日はサトイモに、ニンジン(彩)と厚揚げ(食べごたえ)を合わせてみました。
 

白みそベースの味噌汁には、吸い口にからしもよく合います。

チューブのからしをみりんで少し伸ばし

みそ汁をお椀に持った後、たらりと落とすのです。
 

白みそにからしというのは

京都の白みそ雑煮の時に、よくやる組み合わせなんですけど

白みそのまったりした味が、からしの辛味でキュッと引き締まって

ぐっとおいしくなるので、これもよかったらお試しあれ。
 

たかがお味噌汁。

されど、お味噌汁。
 

お味噌汁の味噌で遊んでみると、毎日味噌汁作りが、またちょっと楽しくなったりします。
 

今日の我が家の夕飯は、

具だくさんの味噌汁と、サンマの塩焼き、小松菜のおひたし。

みそ汁がおいしいと、それだけでごちそうになります。
 

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